商売は場所が命

大阪城近くの屋台が3年で3億3000万円の所得を隠したとして摘発され、無期限で営業自粛するというニュースがありました。「粉物は儲かる」とはよく聞く話ですが、「売上」ではなく「所得」が3億3000万というのは利益率も相当高かったのでないでしょうか。
実際8個で600円というなかなかの強気価格ですので、普通の場所では繁盛しないと思いますが、大阪城をバックにたこ焼きを食べている写真が撮れるという最高のインスタ映えスポットですので、立地を味方につけた絶妙の値段設定だったのでしょう。

住宅を買うとき、いろんな物件を見すぎていつまでも決断できないというのはよくある話です。そんなときは、最高の立地を味方につけた屋台を見習い、自分にとって一番良い立地を中心に考えてみるのもいいかもしれません。
不動産に携わる者として、改めて場所の大切さを実感するニュースでした。

前田